ニコンは、18年3月期(2005年4月〜2006年3月)の連結決算を発表した。精機事業と映像事業の好調により、売上と利益ともに過去最高を記録した。 これによると、売上は7,309億4,300万円(前期比14.5%増)、営業利益は665億8,700万円(118%増)、経常利益は434億9,600万円(前期比196.0%増)、当期純利益は289億4,400万円(前期比19.9%増)となった。 このうちデジタルカメラを扱う映像事業は、売上4,156億8,500万円(前期比17.4%増)、営業利益343億6,800万円(前期比104.1%増)となり、大幅な増益だ。為替相場の円安の影響に加え、デジタル一眼レフカメラの各モデルが順調に売上を伸ばしたのが大きな要因。具体的には、デジタル一眼レフカメラカメラは前年比29万台増の134万台、コンパクトデジタルカメラは155万台増の711万台の販売となった。 また、19年3月期(06年4月〜07年3月)の見通しも発表された。コンパクトデジタルカメラは710万台で微減だが、デジタル一眼レフカメラは41万台増の175万台とされている。この結果、売上7,800億円、経常利益620億円、純利益370億円との業績予想が示されている。■デジタルカメラの販売台数●デジタル一眼レフカメラ 実績:134万台(前年比29万台増) 予想:175万台(前年比41万台増)●一眼レフ交換レンズ 実績:202万本(前年比52本増) 予想:210万本(前年比8万本増)●コンパクトデジタルカメラ 実績:711万台(前年比155万台増) 予想:710万台(前年比1万台減)