米国マイクロソフトは8日(現地時間)、ラスベガスにおいて開催された「Microsoft Mobile & Embedded DevCon 2006」において、次世代リアルタイムOS「Windows CE 6」のβ版の提供を開始した。なお、同会場ではデバイスメーカー、開発者ならびにパートナー企業向けに提供されたという。
あらたなWindows CE 6では、OS中核アーキテクチャの再デザイン、同時稼働可能なプロセス数の増大、新ツールの統合といった強化策が施されており、これによりデバイスメーカーは、高需要分野の多様なアプリケーションをサポートするデバイスを迅速に開発可能になると同社ではしている。
また、「Visual Studio 2005」向けのプラグインとして利用可能な、より統合化された組み込みデバイス用の開発環境を提供。これにより、OSとアプリケーションの開発を、同一のツールを使用して行えるようになるため、さらに迅速な市場展開と開発コストの削減が実現できるとしている。