米国マイクロソフトは9日、インスタント・メッセージング・サービス「MSN メッセンジャー」の次世代版となる「Windows Live メッセンジャー」の一般向けベータ版を公開した。なお、同ベータ版は日本語化された「Windows Live ideas」のWebサイトよりダウンロードにより入手できる。
同社のWindows LiveおよびMSN担当コーポレート・バイス・プレジデントであるマーティン・テイラー氏は、「Windows Live メッセンジャーは人のコミュニケーションやつながりあう方法を変えていきます」とコメント。「共有機能を強化させ、一緒に作業や会話ができるツールとして、ユーザーが自分の好きなようにコミュニケーション体験を操ることができるようにWindows Live メッセンジャーは設計されており、WindowsLiveの基本を構成する重要部分となっています」としている。
今回、公開されるWindows Live メッセンジャーのベータ版では、画面デザインや操作性をクローズド・ベータ版から一新。個人用のパーソナル設定が簡単に行えるほか、ツールバーも付いているためワンクリックで自分のお気に入りサービスにアクセスできるようになっている。
Windows Live メッセンジャーのベータ版に搭載されるおもな機能は以下のとおり。
●フォルダの共有 ファイルを「Windows Live メッセンジャー」のウィンドウ内にドラッグ・アンド・ドロップするだけでデータ共有が可能
●映像による会話 「Logitech International SA」の技術を採用した同期音声と映像の無料サービスにより、全画面の映像での会話が可能。ウェブカムやブロードバンドのインターネット接続があればボタンを押すだけで利用できる
●Windows Live Contacts 連絡先リストの情報が常に最新の状態に保持される機能で、ユーザーは自動更新したい連絡先の選択も可能。なお、「Windows Live Contacts」は、Windows Live メッセンジャーだけでなく「Windows Live Mail」「MSN Spaces」などを通じて統合利用できるようになっている
●Verizon社のWeb Callingサービスを使用した Windows Live Call ワンクリックするだけで直接「Windows Live Call」の機能にアクセスし、Verizon社のWeb Callingサービスを通じてインターネット上から市内、市外、長距離、国際電話などを手頃な価格で利用できる機能