京都大学とケイ・オプティコムなどが3次元ビデオ映像の公開配信実験を実施
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配信される3次元ビデオ映像は、視聴者が自由に設定した角度から被写体の動きを立体的に動画で見ることができるものだ。従来のコンピュータ・グラフィックス(CG)を使った3次元アニメーションが実現していたような、立体的な映像を記録することができる。
京都大学大学院情報学研究科の松山隆司教授の研究グループではこれまで、実写映像を3次元映像として記録・保存する映像処理技術の開発を進めてきていた。同実験ではこの技術に、エネゲートが開発した通信インフラにおける配信技術を組み合わせ、ケイ・オプティコムの通信サービス上で実用性を検証する。
実験では、京都市の西陣織会館にある3次元ビデオ撮影スタジオで撮影した映像コンテンツを、「opti c@fe」に配信する。今回、配信されるのは、ケイ・オプティコムのテレビコマーシャルに出演している東森美和を起用したダンス映像などだ。
今後は、実験結果を踏まえた同システムの事業化を検討すると同時に、関西電力グループとして、電気事業やグループ各事業におけるさまざまな用途への活用を考えていく。