USENと大和証券SMBCは、映像・音楽などの知的財産(コンテンツ)を投資対象にするファンドを共同で設立する。集めた資金でコンテンツの権利を取得し、収益を分配する。 ファンドの名称は「UD第1号投資事業有限責任組合」で、2006年2月をめどに「投資事業有限責任組合契約」を締結、出資金の払い込みにより設立する予定だ。 ファンドは300億円を上限に資金を集め、コンテンツ制作を行う企業から映画やドラマ、アニメなどの著作権等を取得する。その後、これらの作品を劇場や放送局などに公開・販売するほか、「GyaO」や「ショウタイム」などUSENグループのサービスで公開する。そして発生する収益を分配するしくみだ。 ファンドの存続期間は10年間。USENグループと大和証券SMBCがそれぞれ50%ずつ出資する。将来的には一般投資家から資金を募ることも検討している。