総務省は、BBモバイル、イー・モバイル、アイピーモバイルから申請のあった移動通信事業について認定すると発表した。電波監理審議会から、認定することが適当との答申を受けたことによるもの。 3社とも、すでに高速&定額サービスを提供することを表明している。さらに、既存の事業者であるNTTドコモ、KDDI、ボーダフォンは、W-CDMAの拡張規格「HSDPA」や「ウルトラ3G」「スーパー3G」構想などを掲げており、合計で6社がしのぎを削ることになる。 2,000万世帯(総務省調べ)にまで普及したブロードバンド回線だが、高速な移動通信回線が登場することで、いよいよ1人に1回線の時代が到来する。●BBモバイル 提供されるサービス:音声とデータ通信 開始予定日:2007年4月1日 採用する方式:W-CDMA 使用周波数帯:1844.9MHz〜1849.9MHz(5MHz) 2011年度の加入者数見込み:669万人●イー・モバイル 提供されるサービス:音声とデータ通信 開始予定日:2007年3月15日 採用する方式:W-CDMA 使用周波数帯:1854.9MHz〜1859.9MHz(5MHz) 2011年度の加入者見込み:505万人●アイピーモバイル 提供されるサービス:データ通信 開始予定日:2006年10月1日 採用する方式:TD-CDMA 使用周波数帯:2010MHz〜2025MHz(15MHz) 2011年度の加入者見込み:1,160万人