WPC EXPO 2日目の27日、インテルのデジタルホーム事業部副社長でコンテンツサービス事業部長であるケビン・コルベット氏による基調講演「暮らしを変える、ビジネスが動く、デジタルエンターテインメント新時代とPCの未来」が行われた。 コルベット氏が講演を始めると、ステージ上にスモークと共に小さなテーブルが現われ、その上に小さな箱が置かれていた。これは、今年8月に開催された同社のイベント「IDF(Intel Developer Forum)Fall 2005」で発表した家庭向けデジタルエンターテインメントPCプラットフォームViiv(ヴィーヴ)に準拠する「Golden Gate」。 コルベット氏は、ViiVとブロードバンドネットワークにより、来るべきデジタルエンターテインメントが、視聴者、ISP事業者、コンテンツ事業者、広告事業者のそれぞれにとって、どのような恩恵をもたらすのかを、Golden Gateを使った具体的なUIのデモを通じて紹介した。 コルベット氏は、Viivプラットフォームが目指すデジタルエンターテインメントを実現するためには、PCやデジタル家電の相互接続性をDLNA(Digital Living Network Allaiance)に準拠し、他のデジタル家電との共存やほかのPCとの共存も前提としていると説明した。また、コンテンツの著作権を保護するDTCP-IP(Digital Transmission Contents Protection over IP)にも準拠し、コンテンツ事業者の権利も保護されると強調した。 最後に、現在、日本でもVODによる番組提供が増えてきていることを好意的に紹介した。