これは1983年に筑波大学の森亮一氏(当時)が発明したもので、暗号化されたコンテンツの本体と利用権を分離して流通させる画期的なコンセプトである。しかし、1983年当時は高度な暗号化コンテンツを複合化するためのコンシューマ機器のCPUパワーや、利用権の管理に必須の通信インフラの整備が不十分であったため、すぐに実用化されなかった。現在では、マイクロソフトのWindows Media Rights Manager 7やボーダフォンの携帯電話向け映像配信で利用されるほか、地上デジタル放送普及後の本格的な映像配信時代のキーテクノロジと目されている。