デルは、同社の高性能サーバPowerEdgeシリーズと、高性能ワークステーション製品Dell Precision Workstationシリーズに、インテル最新の64ビットプロセッサ「64ビット インテルXeonプロセッサ」「64ビット インテルXeonプロセッサ低電圧版」、および「デュアルコア インテルXeonプロセッサ」を採用し、販売開始すると発表した。 なお、デュアルコアのXeonプロセッサは、27日現在、インテル社から正式に発表されていないが、数週間以内に発表されるものとみられる開発コード名「Paxville」で知られる製品の可能性が高い。 最新のプロセッサを採用する製品は、サーバでは、「PowerEdge」シリーズのタワー型/ラックマウント型/ブレードサーバのエントリーモデルからハイパフォーマンスモデルまで全7機種。ワークステーションは、「Dell Precision Workstation」シリーズのミッドレンジモデルとハイパフォーマンスモデルの全2機種。 各製品名は次のとおり。■Xeonプロセッサ2.80GHz/2MBL2キャッシュまたはXeonプロセッサ3.80GHz/2MBL2キャッシュ搭載機種●PowerEdgeシリーズ PowerEdge 1800、2800、SC1420、1850、2850、SC1425、1855 価格はPowerEdge 1800の2.8GHz搭載モデルで158,550円から。●Dell Precisionシリーズ Dell Precision 470、Dell Precision 670 価格は、Precision 470の2.8GHz搭載モデルが183,225円から。■Xeonプロセッサ低電圧版3GHz/2MBL2キャッシュ搭載機種●PowerEdgeシリーズ PowerEdge 1850、2850、1855、SC1425 価格はPowerEdge 1850の低電圧版3GHz搭載モデルが279,300円から。■デュアルコアXeonプロセッサ搭載機種●PowerEdgeシリーズ PowerEdge 2800、1850、2850 価格はPowerEdge 2800のデユアルコア搭載モデルが421,050円から。●Dell Precisionシリーズ Dell Precision 470、Dell Precision 670 価格はPrecision 470のデュアルコア搭載モデルが372,225円から。 今回発表された各製品は、インテルの最新チップセットE7520(PowerEdgeシリーズ)およびE7525(Precisionシリーズ)を搭載し、すべてのプロセッサがインテルEM64Tに対応しており、既存の32ビット環境から64ビット環境へのスムーズな移行が可能。また、デュアルチャネル対応のDDR2メモリや800MHzのFSBを採用し、高いパフォーマンスを実現するほか、PCI ExpressバスやオンボードGigabit NICの搭載など可用性や拡張性にも優れるという。