ディーアンドエムホールディングス(D&M)は26日、リオのMP3プレーヤーの販売活動を9月末で終了するとともに、本事業から全世界的に撤退することを決定した。 同社は、本事業を2003年4月に開始したが、市場競争が激化し価格競争もさらに熾烈化している中で、コア事業であるプレミアムAV事業との戦略的シナジーが少なく、これ以上の経営資源の投入は難しいと判断した。また、ポータブルオーディオ技術を吸収するという、当初の目的はすでに果たしたことから撤退を決定したと説明している。 なお、本事業からは撤退するものの、ユーザー並びに取引先へのアフターサービス、修理、保証、販売店に対するサポートは、これまでと同様に対応をしていくとのこと。また、7月に米シグマテルへ売却した知的財産・技術リソースに対するアクセスはそのまま確保しているという。