アンリツは、同社の高精度帯域制御装置「ストリームシェーパー PureFlow SS10」(以下、PureFlow)が、ぷららネットワークスの提供するブロードバンド映像配信サービス「4th MEDIA」の配信プラットフォームに採用されたと発表した。28日より本格稼動する。 PureFlowは、ストリーミングサーバから瞬間的に送出される大容量のIPデータ(バーストトラフィック)からIPネットワーク全体を保護する、映像配信に特化したIPv6/IPv4対応の帯域制御装置。バースト的に送出されるIPデータを平滑化する(データ間隔を拡げる)ことで、瞬間的な帯域増大を抑える。 4th MEDIAは多数のユーザーに対応するためIPv6を採用し、またリアルタイム性の高い映像配信を実現するためにプロトコルとしてUDPを用いているが、UDPはデータ転送速度が高い反面、データの再送処理がないため、データロスが発生しにくい配信ネットワークの構築が必須。また従来のシステムでは、6Mbpsコンテンツの配信にあたって1サーバあたり1回線を使っていたが、トラフィックを平滑化して送出することにより、1回線あたり3〜4台の配信サーバーを割り当てられるため、コスト削減が可能になる。こうした理由から、PureFlowが採用されたという。