東京放送(TBS)と、TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は20日、映像ソフトおよびネット事業に関する企画会社「TCエンタテインメント株式会社」を設立すると発表した。 資本金は1億円、資本構成はTBSが51%、CCCが49%。社長にはTBSテレビ常務取締役事業本部長の児玉守弘氏が就任。今秋の事業化を目処に、8月上旬に設立する予定だ。 新会社では、映像(DVD)ソフト事業、共同販促・マーケティング事業、モバイル&ネット・コンテンツ事業を主軸に、TBSの企画・制作力とCCCのマーケティング力といった双方の強みを活かし、ソフトがもたらす収益の最大化を図っていく。 テレビ局の映像配信サービスとしては、フジテレビが7月15日より「フジテレビ On Demand」を開始。第一弾として、「2005ワールドグランプリ女子バレーボール」決勝ラウンドの有料配信を行っている。また、19日には日本テレビが「第2日本テレビ(仮)」の今秋からの本格展開を発表。権利処理等の課題はあるが、豊富な映像資源を有するテレビ局が次々とネット配信事業に参入することによる、ブロードバンドコンテンツ市場の活性化に期待したい。