マカフィーは4日、6月のコンピュータウイルス検知数ランキングを発表した。 6月は検知企業数、検知マシン数ともに、脆弱点を狙うトロイの木馬がトップ10の主流を占めているほか、Netskyが古いタイプのものでありながらいまだトップ10入りしているのが特徴となっている。 マシン数、企業数ともにトップにランクされている「Bo:heap」は、ウイルスではなく、ヒープメモリーのバッファオーバーフロー発生を同社ツール「Managed VirusScan」が検知・ブロックしているために発生しているもの。現時点では直接ウィルスのような害はないが、システムの脆弱点として今後狙われる可能性があるため、同社では「Microsoftのパッチ情報には十分に注意をはらい、パッチが提供された場合は速やかに充てて下さい」と注意を促している。■6月ウイルスTOP10●企業数 [1位] bo:heap(220件) [2位] Exploit-MhtRedir.gen(178件) [3位] W32/Netsky.p@MM(121件) [4位] Exploit-ByteVerify(105件) [5位] JS/Exploit-HelpXSite(100件) [6位] Exploit-CodeBase.gen(94件) [7位] Exploit-CodeBase(85件) [8位] W32/Netsky.p.eml!exe(83件) [9位] JS/Exploit-MhtRedir.ge(79件) [10位]VBS/Psyme(71件)●マシン数 [1位] bo:heap(3,330件) [2位] Exploit-MhtRedir.gen(2,864件) [3位] JS/Exploit-HelpXSite(1,542件) [4位] Exploit-ByteVerify(1,341件) [5位] bo:stack(1,268件) [6位] Exploit-CodeBase(1,260件) [7位] Exploit-CodeBase.gen(1,086件) [8位] Phish-BankFraud.eml.a(1,081件) [9位] JS/Exploit-MhtRedir.ldr(995件) [10位]VBS/Psyme(945件)