ソニーコミュニケーションネットワークは、「So-net ADSL」の顧客情報流出について、調査結果を公表した。これによると、内部から持ち出された可能性が高いとしている。 流出が確認されたのは、2003年1月と12月にSo-net ADSLに申し込み、ADSL回線の開通に不備があったユーザの顧客情報。この時期に同社のシステムに不具合が発生しており、これに対応するため一時的に作られたデータであることが判明した。 このように、通常とは異なる業務処理で作成されているため、アクセスログなどの記録が不完全で追跡調査に限界があり、流出の原因、経路、持ち出し者の特定には至らなかったという。しかし、ネットワーク経由で外部から侵入された形跡はないため、内部から持ち出された可能性が高いと判断している。 同社では、今回の情報流出に伴い・特別対応業務でのプロセス管理の強化・データ取り扱いの強化徹底・アクセス権限/アクセスログの管理など人的事故の抑制と発生時における追跡方法の見直しの対策を実施するとしている。 なお同社では、引き続き今回の情報流出について、窓口を設置し問い合わせを受け付けている。●問い合わせ窓口 専用フリーダイアル:0120-890-164 受付時間:毎日10時〜18時 電子メール:ceinfo@so-net.ne.jp