CATVのインフラを用いて最大1.2Gbpsの接続サービスが提供できる技術「WideBand DOCSIS」が国内でも展開される。シンクレイヤは、米ARRISが開発したWideBand DOCSISを採用した機器を販売する。 WideBand DOCSISは、非連続の下り最大32チャンネルを束ねることで高速化を実現する技術。既存のCATV用同軸ケーブルが利用できるうえに、現在のDOCSISと平行して運用できるのが特徴だ。同社によると「DOCSIS3.0」の主要技術として有力視されているという。 同社は、CATVの総合イベント「ケーブルテレビ2005」にてデモンストレーションを行う。 なお、CATVのインフラを用いた高速通信の技術としては「c.LINK」があげられる。しかし、c.LINKは最大で270Mbps程度で屋内での通信が想定されており、WideBand DOCSISは最大1.2Gbpsでアクセスラインでの利用が想定されているという点が異なる。