ソフォスは、2005年5月におけるコンピュータウイルスの報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。5月に新たに出現した「Sober-N」が、これまで5か月間連続で1位だった「Zafi-D」を上回った。 Sober-Nは、2006年にドイツで開催されるワールドカップのチケットが当選したという文面で添付ファイルを開かせる手口を用いたワームで、英語とドイツ語で配布されている。5月初旬から40か国で急速に蔓延し、ピーク時には全メールの4.5%を占めていたという。 なお、同社が5月に検知・駆除した新規ウイルスは1,515件に上ったという。また、5月に使用されたメールのうち、ウイルスメールは2.62%を占め、先月に比べ増えた。 5月度のトップ10ウィルスは以下のとおり。●ソフォスの2005年5月における「トップ10ウイルス」 [1位] W32/Sober-N (43.8%) [2位] W32/Zafi-D (14.5%) [3位] W32/Netsky-P (13.1%) [4位] W32/Netsky-D (3.1%) [5位] W32/Zafi-B (2.0%) [6位] W32/Mytob-A (1.6%) [7位] W32/Mytob-Z (1.5%) [7位] W32/Netsky-Z (1.5%) [7位] W32/Mytob-E (1.5%) [10位] W32/Netsky-N (1.4%) その他 16.0%