KDDIは、RFIDタグリーダを内蔵した携帯電話の試作機を開発したと発表した。試作機は、電池を内蔵しないRFIDタグ「パッシブタグ」と電池を内蔵し自ら電波を出す「アクティブタグ」に対応したものの2種類だ。 いずれも、読み取りの動作をソフトウェアで制御できるため、携帯電話の通信機能をはじめ、GPSなどと連携させることで、さまざまなサービスが提供できるようになるとしている。 具体的にはパッシブタグは、販売されている食品に付け、リーダを内蔵した携帯電話で読み取ることで流通履歴が確認できるというサービスが想定されている。また流通業では、リアルタイム追跡システムでの応用が期待されている。 一方のアクティブタグは、室内や地下の壁などに設置することが想定されている。これにより、位置情報を携帯電話に配信。ナビゲーションに利用する。また、ポスターや案内板に取り付ける事で、周辺のお店の広告を配信することも考えられている。