ソフォスは、2005年2月のコンピュータウイルス報告数をまとめたランキングを発表した。2月も2004年末に現れた「Zafi-D」が、パーセンテージは下がったものの3か月連続でトップの座を維持した。 また、2月のチャートは古いウイルスが大半を占め、新しく発生したウイルスは「Bagle-BK」と「Sober-K」の2つだけだった。 「Sober-K」ワームは2月末に発生したにもかかわらず既にチャートインしており、3月もこの傾向は続くものと予想される。このSober-Kワームは幾通りにもなりすますことができる。これまでの例では、FBIからの偽メールや有名なパリス・ヒルトンの極秘ビデオに関するメールになりすましていたという。 「Bagle-BK」は、「Bagle」の最新亜種で、多くのユーザが勝手に送りつけられるメールの添付ファイルを誤って開いてしまい大きな影響を与えているという。同社では、ユーザーの啓蒙やウイルス対策ソフト、実用的なメールポリシーがあれば、このワームの拡散は防げるとしている。●2005年2月における「月間トップ10ウイルス」 [1位] W32/Zafi-D(30.8%) [2位] W32/Netsky-P(22.3%) [3位] W32/Zafi-B(9.7%) [4位] W32/Bagle-BK(5.2%) [5位] W32/Netsky-D(4.2%) [6位] W32/Netsky-Z(3.8%) [7位] W32/Sober-K(3.4%) [8位] W32/Sobig-F(2.5%) [9位] W32/Netsky-B(2.4%) [10位]W32/MyDoom-O(1.5%) その他 14.2%