ドコモ・システムズは、富士通および原田工業との技術提携による常時接続型の広帯域無線ネットワークソリューション「WB-1」の販売を本日から開始した。 WB-1は、これまでの無線ネットワークの弱点を克服し「切れない、大容量、安全」を実現するために、3つの技術(シームレスローミング、W-LANブロードバンド、セキュリティ)を採用した無線ネットワークソリューションだ。 具体的には、富士通のシームレスローミング技術により、無線LAN、有線LAN、FOMA、PHSなどの中から、ネットワーク状況を判別してその都度最適な接続環境を、利用者に意識させずに自動で選択する。また無線LANエリアについては、原田工業のワイヤレスLAN技術により、バルク転送で高速化を実現。さらに、IPsec規格による無線LANの認証・暗号化や、IEEE 802.1xとの組み合わせによる認証・暗号化も可能になっている。 利用シーンとしては大学キャンパスや工場などが想定され、屋内でも屋外でも、移動しながら必要な情報にアクセスするといった使い方が可能になる。 価格は約500万円からで、ネットワーク構成の規模により異なる。