NTT東日本とNTT西日本は、固定電話サービスの改定を発表した。2005年1月から実施される。 今回の改定では、両社ともにプッシュ回線の付加機能扱いを廃止。プッシュ回線用とダイヤル回線のプランが用意された。このダイヤル回線プランだが、プッシュ回線よりも月額105円から月額52.5円ほど安く設定される。 これにより、プッシュ回線を利用しているユーザは、従来よりも最大で月額514.5円の値下げになる。 また「ISNネット64」についても、事務用料金を月額105円、家庭用を月額52.5円値下げし、両者の格差を縮小させている。 さらに、マイラインプラスを登録したユーザを対象にしたあらたなプランを設定。「プラン1」では県内通話料金が一律で3分8.925円になり、「プラン2」では月額105円を支払うことで同料金が3分7.875円にそれぞれ値引きされる。 ほかに、NTT西日本は、GE-PON(Gigabit Ehernet PON)とIPv6の導入を積極的に進めることを明らかにした。これにより、BフレッツにてGE-PONが採用されることが予想される。「施設設置負担金」(加入権)の見直しについては、10月下旬に予定されている総務省情報通信審議会の最終答申を踏まえて、決定する考えも明らかにされた。 日本テレコムとKDDIは相次いで安価な電話サービスを発表した。NTT東西は、これらに対抗するため値下げに踏み切ったと見られる。