ライブドアは、プロ野球球団を新設する計画を発表した。9月中には日本プロフェッショナル野球組織に申請を行う予定だ。 この球団設立は、大阪近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブが合併し、パ・リーグが5球団に減り1リーグ制に移行することを食い止めるために行われる。そのため、この合併が見直された場合は従来の方針どおり大阪近鉄バファローズの買収交渉を進めていく。 バファローズの買収後の構想には「大阪に地域に根ざした球団にしたい」という考えがあるため、新球団でも保護地域(本拠地)を大阪府にする方針だ。しかし、これが困難な場合は、新球団の構想に賛同する地域や自治体を保護地域にする計画もある。 新球団の選手は、大阪近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブの合併によりプロテクトから外れた選手を中心に採用。FAでも獲得し、監督とコーチについても同時に人選を進めていく。 設立された球団は“市民球団”として運営していく方針だ。その骨格になるのが、“ファン株主”になる。ここでは優勝時の記念配当、優待チケットの提供、選手との懇親会を提供。ファンと球団の一体感を高め、将来的には上場する計画だ。