ボーダフォンホールディングスとボーダフォンは、次期代表執行役社長兼CEOとしてNTTドコモの元副社長である津田志郎氏を任命した。12月1日付けで就任する。津田氏は、「iモード」や「FOMA」の開始において中心的な役割を果たした人物だ。 これに伴い津田氏は、本日付でボーダフォンとボーダフォンホールディングスの執行役に就任した。 またボーダフォンのJ. ブライアン・クラーク氏は、12月1日に暫定代表執行役社長としての職は退くが、引き続き取締役会議長とボーダフォン・グループPlcアジアパシフィック地域チーフエグゼクティブとして、日本にとどまることになる。 なおボーダフォンとボーダフォンホールディングスは、10月1日付けで合併する予定だ。 ボーダフォンは、契約数の減少や3Gサービスが伸びないなど、このところ不振が続いている。競合する事業者であるNTTドコモの元副社長をトップに迎えるという人事は、これらの不振を払拭したいという意気込みが見えてくる。