ソフォスは、2004年6月の「トップ10ウイルス」を発表した。これによると、「Zafi-B」が全体の30.4%を占めて1位になっている。 Zafi-Bは、ハンガリーでの死刑執行の実施要求など法律改定を訴えるメッセージが込められたウイルス。メールの添付ファイルのほか、P2Pファイル共有/交換ソフトを介して感染を拡大する。複数の言語に対応しているのも感染を広げた原因の1つに挙げられるだろう。 また、引き続きNetskyの亜種も目立つランキングになっている。 なお同社では、6月中にあらたに677のウイルスを検知・駆除し、合計で91,488件に達したとしている。さらに、7%以上のメールがウイルスに感染しているという驚くべき結果も公表している。 トップ10ウイルスは以下のとおり。[1位] W32/Zafi-B(30.4%)[2位] W32/Netsky-P(9.9%)[3位] W32/Sasser(6.8%)[4位] W32/Netsky-D(3.1%)[5位] W32/Netsky-Z(2.1%)[6位] W32/Netsky-B(1.6%)[7位] W32/Bagle-AA(1.2%)[8位] W32/Netsky-Q(0.8%)[9位] W32/Sober-G(0.7%)[10位] W32/Netsky-C(0.5%)[その他] (42.9%)