うららかな陽光とともにサッカーの季節がやってきた。3月はサッカー関連のイベントが目白押しである。まず今年8月に開幕するアテネオリンピックを目指し、目下、U-23(23歳以下)日本代表はアジア最終予選の真っ最中だ。 日本はアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、レバノンの4か国からなるB組に所属。総当りホームアンドアウェイ方式で戦い、1位になったチームがオリンピック本大会に出場できる。3月1〜5日に行われたアウェイのUAEラウンドでは、日本はグループ最強といわれるUAEを2-0で下し、2勝1引き分けの首位で折り返した。いよいよ14日(日)からはホームとなる天王山の日本ラウンドが開かれる。 オリンピック代表チームは山本昌邦監督のもと、20人の選手たちで構成されている。注目の選手はやはりFWだ。2トップはチーム唯一の高校生でありながら高さを生かした正確なポストプレーで攻撃の軸となる平山相太(国見高校)と、思い切りのよさと敏捷性が武器の田中達也(浦和レッズ)の2人。またUAEラウンドでは平山と交代出場して貴重なゴールをあげている高松大樹(大分トリニータ)や、日本ラウンドから代表に復帰した大久保嘉人(セレッソ大阪)らとのスタメン争いも見逃せない。 一方、日本国内に目を向ければ、13日(土)からはJ1・J2リーグが開幕する。J1優勝候補の筆頭は去年の第1・第2ステージを完全制覇した横浜F・マリノスと、天皇杯、ゼロックススーパーカップを征したジュビロ磐田の2強だ。またオシム監督のロジカルな戦術が有効に機能しているジェフ市原にも注目したい。 マリノスはDFの松田直樹、中澤佑二を中心とした固い守りから、FWの久保竜彦が核となる攻撃への素早い切り替えが持ち味。また5年ぶりに桑原監督体制で迎えたジュビロは、オランダのFCユトレヒトからチームに復帰したMFの藤田俊哉と、名波浩のベテランコンビが組み立てる中盤が魅力だ。 さてRBB NAViでは、そんな期待度万点のサッカーを100倍楽しめる各種サイトを網羅したサッカー特集をスタートさせた。Jリーグやアテネ五輪関連はもちろん、UEFAやセリエAなどのワールドサッカーや注目のサポータ掲示板など、これさえ見れば最新のサッカー事情がひと目でわかる情報が満載だ。