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松下のデジタルテレビ専用ポータル「Tナビ」本格始動を開始

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「どこのテレビでも利用できるようオープンなサービスにしていきたい」と語る松下電器産業Eネット事業本部 本部長 木村純氏
 12月1日、松下電器産業が提供するデジタルテレビ向け情報サービス「Tナビ」がグランドオープンした。

 「Tナビ」とは、Tナビ対応デジタルテレビとブロードバンド回線を接続して利用するホームネットワークサービスのこと。同社では、身近なテレビからサイトにアクセスできることから、子供からお年寄りまで幅広い層で利用できるとアピールする。

 今回のグランドオープンでは、ユーザの利便性をよくする3つのサービス「ファミリーリンク・サービス」「メッセージ・サービス」「パスポート会員サービス」が追加されたほか、通信カラオケ「ゆめカラ」が有料配信される(1曲140円)。

 「ファミリーリンク・サービス」は、よく使うサイトやお気に入りのサイトを登録しておくための専用ページ。いわばマイページのようなものだ。また、「メッセージ・サービス」はサービス提供者からのお知らせなどを受け取れるコミュニケーションツールで、届いたメッセージには利用者から返信することもできる。「パスポート会員サービス」は、有料サービスを利用するための少額決済システムだ。

 また、今月から8つのコンテンツホルダーも参加する。7ジャンル21サービスでスタートしたTナビだが、今月22日には37社が10ジャンル49種類のサービスを提供することになる。同社では、来年度中に有料・無料を含めて200〜300のコンテンツを提供し、デジタルテレビ専用ネットワークサービスを確立したい考えだ。

 あらたにサービスを開始するのは、以下のとおり。

・おつまみ道場(キリンビール)
・JAL(日本航空)
・ホームシェフ(東京電力)
・ゆめ画材(谷口松雄堂)
・ハートネット.TV(メディカル・バンク)
・@cosme(アイスタイル)
・花出前館(夢の街創造委員会)
・山陽新聞(山陽新聞)

 現時点でTナビに対応しているテレビは、同社が発売するVIERA(ビエラ)シリーズの全10機種にすぎない。今後は、日本ビクターや三菱電機の一部のテレビも対応するなど、他社製品への展開も積極的に図るとしている。

 Tナビの普及は、今後のデジタルテレビの普及状況、そしてどのくらいのテレビメーカーが対応していくかに大きく左右されると思われる。

写真左:Tナビのトップ画面。写真中央:ファミリーリンク画面。写真右:メッセージ受信画面
《北島友和》
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