NTTコミュニケーションズと韓国のKT Corporation(KT)は、両社の公衆無線LANサービス「ホットスポット」「NESPOT(ネスポット)」の国際ローミング実験実施を核とする提携関係の構築に合意したと発表した。 このうち国際ローミング実験は、今年12月下旬より来年3月下旬にかけて、両サービスの契約者を対象に、ホットスポットのアクセスポイント(約600箇所)とNESPOTのアクセスポイント(約11,000箇所)を相互に利用できるようにするというもの。 実験の目的として、両社では技術面・マーケティング面での検証と商用ローミングの検討を挙げており、実験への参加費用は無料、ユーザはどちらかの通常の月額利用料のみで利用できるとしている。 また両社では、上記以外にも無線LANを利用したサービスの展開を互いの技術を補完しながら検討しているとしており、その一環として例えば韓国ではIEEE 802.11aと.11bにデュアル対応するサービスの商用化などが、また日本では無線LANを利用したIP電話サービスの提供などが模索されるという。