これまで同社は、個人向けのビデオチャットサービスとして「Eyeballパティオ」を提供していた。今回開始されたサービスは、これを法人やSOHO向けにカスタマイズしたもの。個人向けとこの法人向けサービスとの違いは主に(1)参加人数が最大で30人、(2)ゲストIDの配布に対応(3)参加者に対して権限が付けられる(4)サーバ接続方式の追加の4点。
ゲストIDは、EyeballMeetingに加入していないユーザが一時的に会議に参加する仕組み。該当するURLを送ることで一時的に参加できるようになる。また、参加者には、プレゼンテーションを行う「プレゼンター」、会議で発言できる「スピーカー」、傍聴だけできる「視聴者」の3つの権限が与えられ、主催者は各ユーザの権限を自由に変更できる。
また、これまでのEyeballパティオではend to endの通信のみだったが、EyeballMeetingではサーバ経由の接続も可能になった。これにより、ファイアウォールの制限によりend to endの通信ができない環境であっても利用できるようになる。
利用料金は1IDあたり月額2,000円で3ID〜30IDまで5段階に分かれている。なお、通常のIDもゲストIDも利用料金は同額。
同サービスの発表会では、ニフティの鈴木孝充氏が「Eyeballパティオの利用時間やログイン回数はブロードバンド市場の伸びと同じように増えている」と今後も拡大する市場だとした。
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ニフティの鈴木孝充氏 |
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Eyeballパティオにおけるログイン回数と利用時間の推移 |