NTTコミュニケーションズ(NTTコム)、日本IBM、シスコシステムズ、プロストレージの4社は、6月中旬よりiSCSIの長距離接続実験を開始する。 iSCSIはSCSIのコマンドやデータをIPに乗せる技術。距離による制約がないため、非常に離れている地点間での大容量バックアップにおける利用で期待されている。 今回の実験では、NTTコムは回線、シスコはストレージネットワークスイッチ、日本IBMはオープンストレージ、プロストレージは技術的なサポートを提供する。これらの機器は、東京都内の2か所のiDC内にそれぞれ設置され、名古屋を折り返す形(最大800km)で接続される。 検証内容としては主に、接続製、距離による遅延が与える影響、ストレージ資源を必要なだけ使えるようにする仮想化技術などが挙げられている。