アイパスとホットスポットの相互乗り入れが開始されることになった。アイパス ジャパンは、22日、アイパスユーザがNTTコミュニケーションズ(NTTコム)の公衆無線LANサービス「ホットスポット」を利用できるグローバル・ブロードバンド・ローミング・サービスを開始すると発表した。 この相互乗り入れにより、アイパスユーザ(リモートアクセスを利用する企業ユーザも含む)は、クライアントソフト「iPassConnect」を使って国内約460ヶ所におよぶホットスポット対応エリアを利用できるようになる。利用する際にも、ホットスポットのIDやパスワードは必要としない。 ホットスポットの対応エリアが加わったことで、アイパスが利用できるアクセスポイントは、全世界で2,000ヶ所を超えることになった。なお、ホットスポットユーザには、すでにアイパスの対応スポットを利用するためのオプションが提供されている。 今回の相互乗り入れを開始するにあたり、NTTコムはアイパスの認証プロトコル「ジェネリック・インターフェイス・スペシフィケーション」を実装している。一方、アイパスもNTTコムのアクセスゲートウェイとiPassConnectとの接続性を検証し、確認している。その結果、アイパスはホットスポットを「エンタープライズ・レディ」にネットワークに認定した。 エンタープライズ・レディとは、IPSecに対応したVPN経由で企業ネットワークに接続するユーザのために、その品質を保障したネットワークのことである。認定されるには、最新のVPNやファイアウォール、ポリシー管理など、アイパスの厳しい品質評価テストに合格しなければならない。