米ブロードコムは、変調方式にDMTを採用した新型のVDSL・ADSL統合チップセットを開発中であると発表した。同社はこれまでQAM変調方式を採用してきており、今回のDMT方式の採用は、大きな方向転換となっている。 ブロードコムの新型チップセットは、70Mbps以上のVDSLを提供する一方で、G.992.1などの標準化されたADSLとの相互運用性や下位互換性を確保するとしており、現在ADSLを利用しているユーザ向けの、より高速なサービスへのアップグレードパスとなると見られる。