Apple Computerは、IEEE802.11gに対応した「AirMac Extreme」(米国などでの名称はAirPort Extreme)のベースステーション(アクセスポイント)とカードの出荷台数が全世界で15万台を超えたと発表した。 また、2003年1月から3月におけるIEEE802.11製品の出荷台数のうち、半数近くがIEEE802.11gを占めるようになったという。ベースステーションにおいてはすでにIEEE802.11g対応製品しか販売していないことを考慮しても驚くべき数字だ。 なお、同社はIEEE802.11g対応製品として、クライアントカード(11,800円)、標準モデルのベースステーション(22,800円)、外部アンテナコネクタ付きベースステーション(28,800円)の3つを販売している。 無線LAN市場においてAppleと肩を並べるメルコは、無線LAN製品に占めるIEEE802.11gの割合が20%に上昇したと明らかにしている。ドラフト規格にもかかわらず、この2社の数字を見ると無線LAN市場は急速にIEEE802.11gにシフトしているといえるだろう。