スピードネットは、同社のインターネット接続事業を6月1日付で東京電力に営業譲渡する。 東京電力は現在「TEPCOひかり」の名称でFTTHのホールセール(回線卸)を事業展開しているが、スピードネットのISPサービスを手に入れることで、アクセス網からインターネット接続までをカバーすることが可能となる。 また、東京電力にとっては、スピードネットの無線アクセス網も利用できるようになることで、サービスエリアの拡大とともに、光ファイバサービスが入りにくかった集合住宅へのサービス提供も容易になるというメリットがある。20Mbps以上の通信が可能な5GHz無線LANベースのアクセス網の実用化についても、そのまま継続される。 現在のスピードネット加入者へのサービスは、無線・FTTHとも、東京電力への譲渡後もそのまま継続されるということで、利用者への影響はない。 なおこの営業譲渡が完了したのち、スピードネットは解散、清算手続きが開始される予定。