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テキサスインスツルメンツ:TNETW1130 |
同社の「Auto-Band」技術により、IEEE 802.11b(2.4GHz/11Mbps)、IEEE 802.11b+(2.4GHz/22Mbps)、IEEE 802.11g(2.4GHz/54Mbps)およびIEEE 802.11a(5.2GHz/54Mbps)を自動検出・自動対応するため、ユーザはこれらの異なる規格の無線LANサービスを意識せずにアクセスできるという。セキュリティ面では、現行のWEP(Wired Equivalency Protocol)に加え、AES(Advanced Encryption Standard)をサポートする。
TNETW1130は、IEEE 802.11eでドラフト定義されているEDCF(Enhanced Distributed Coordination Function)およびHCF(Hybrid Coordination Function)サポートのQoSエンジンを搭載し、クオリティに敏感なVoice over WLANといった用途にも対応したという。さらに、ファームウェアのアップグレードが可能になっているため、IEEE 802.11g/i/eなどのドラフト規格が批准された際の変更にも容易に対応可能であるという。
TNETW1130のサンプル出荷は2002年12月中に開始される。同社では、TNETW1130ベースの製品が市場に出荷されるのは2003年4月になるだろうと予測している。