日本電気は、BIGLOBEの「ADSLeコース(イー・アクセス回線)」会員向けに、フュージョン・コミュニケーションズのIP電話サービスを提供すると発表した。サービス名称は「FUSION IP-Phone for BIGLOBE」。ADSLモデム内蔵の電話アダプタが提供され、ユーザはふつうのアナログ電話機そのままでIP電話サービスを利用できる。 フュージョンのIP電話は、電話番号にIP電話専用の「050」番号が付与されるというもので、フュージョンのIP電話同士は無料で通話ができるほか、一般の加入電話への通話についても、国内一律3分8円で通話が可能となる。フュージョンは「ISPオープン」という方針のもと、他ISPへも接続する方針を示しており、BIGLOBEがその第一弾となった。 「FUSION IP-Phone for BIGLOBE」の本サービスは2003年2月1日から開始される予定で、それに先立ち12月2日から1月31日まで1万名を対象にモニタサービスを実施する(受付開始は11月中旬の予定)。 BIGLOBEではイー・アクセス以外のADSL回線でもIP電話を提供する計画で、これまでヤフー(BBフォン)の独擅場だった個人向けIP電話サービスが、にわかに動き始めたといえそうだ。