セガは、ゲームを含むPCソフトをブロードバンド回線を通じて一般家庭のPCユーザがレンタル利用できる配信システムに、対応コンテンツのISPへの供給を組み合わせたサービスの運用を開始した。同システムは、昨年12月より国内5通信事業者と共同で、同社が技術およびサービスのビジネス検証を行ってきたもので、今回、ブロードバンド・ゲームレンタルシステム「B-CLUB(ビークラブ)」の名称で本格運用が開始されることになった。 同システムの採用事業者として、まずは関西マルチメディアサービスがCATVインターネットサービスZAQにおいて8月14日より「Cyber Disc(サイバーディスク)」の名称で提供を開始する。サービス開始時にはゲーム・教育・趣味・実用関連のPCソフト14タイトル、およびセガの家庭用ゲーム機メガドライブ向けソフト18タイトルをPCユーザ向けに配信。今後はセガサターン向けソフトの配信も予定しているという。 「B-CLUB」は、ISPに設置されているサーバ内のソフトウェアを、ユーザが1週間、もしくは1か月の期間限定でレンタル利用できるというもの。ユーザにとっては、必要な期間だけ、低料金で容易にPCソフトを利用できるというメリットがあり、さらに利用料は契約ISPより徴収されるため、代金支払いのわずらわしさからも開放される。 なお、同システムの基本配信ソフトにはスター・アルファ開発の「グルセン」が採用されており、対応OSはWindows XP/Me/2000/98SE、対応ブラウザはInternet Explorer5.5PS2以上となっている。