シマンテックは、メール経由で感染するワーム型ウイルス「W32.Liac.A@mm」について、危険度3の警告を出した。ターゲットはWindows環境で、本体は二重拡張子によってaviファイルを装った実行ファイル。実行されるとウィンドウズのアドレス帳を使って再感染する。 ウイルスを発動させるにはユーザが添付ファイルをクリックする必要がある上、特に破壊的な活動は行わないとのこと。タイトルもメッセージも英語なので、日本ではさほど大規模感染を招くおそれはないと思われるが、注意は必要だ。■W32.Liac.A@mmメールの特徴 メール件名:LILAC project video attach 添付ファイル名:LILAC_WHAT_A_WONDERFULNAME.avi.exe (添付ファイルサイズ 12,208バイト) なお、添付ファイルが0バイトの場合もあるということで、これはバグによる送信失敗が原因。この場合はウイルスコードがいっさい含まれないため、受け取り側システムは感染のおそれはない。