東芝は、テレビ番組のハードディスクレコーダとして、TransCube 10を発売する。 TransCube 10は、ブロードバンドルータ、IEEE802.11bアクセスポイント、80Gバイトハードディスク、テレビチューナ、MPEG2エンコーダ/デコーダ、可変ビットレート処理技術を搭載したハードディスクレコーダ。無線LAM機能を装備したことにより、テレビ番組をノートPCで自由な場所でみられるほか、ブロードバンドルータ機能を使って複数PCのインターネットアクセスを実現する。また、テレビ番組を録画して、タイムシフト再生やインターネット経由での録画予約に対応している。 機能面で他社のハードディスクレコーダとちがう部分は、ブロードバンドルータとしての機能を持たせたこと。LAN側、WAN側共に100BSE-TX対応のインターフェイスを持つ。また、ブロードバンドルータ自身が番組のハードディスクレコーディング機能を持つため、ブロードバンドルータのDMZ機能を駆使してインターネット経由で録画予約機能の設定をする必要がなくなる。さらに、TransCubeは録画した番組をPCに取り出して編集できるようにもなっている。加えて、無線LANとノートPCを組み合わせることで、フリーロケーションのテレビとしても利用できるほか、ノートPCからも録画予約に対応する。 発売は、5月23日より。価格はオープンプライスとなっている。 東芝は、TransCube 10にホームメディアステーションとの名前をつけ、映像とネットワークの融合したた世界をめざしている。レジデンシャルゲートウェイをめざしてきたひとつの形ともいえる。