総務省近畿総合通信局は、近畿地方ブロードバンドサービス普及状況を公開した。同局によると、近畿地方での世帯普及率は9.1%となっているが、首都圏での普及率が著しく高くなる傾向が出ている。 近畿総合通信局の3月末におけるケーブルインターネットサービスとSLサービスの加入者統計では、近畿地方合計で71.2万加入となっている。世帯普及率では9.1%と全国平均の8.2%より高くなっている。 ただし、詳細をみていくと、近畿地方においても首都圏への集中したブロードバンド化傾向がみられる。府県別の世帯数におけるブロードバンドサービス加入率は、 滋賀県:4.9% 京都府:7.2% 大阪府:10.7% 兵庫県:9.1% 奈良県:8.5% 和歌山県:4.9%となっており、大阪府、兵庫県の普及率の高さがほかの府県の普及率を支えている構造となる。