米アップルコンピュータは、携帯電話やPDAなどの無線端末向けのマルチメディアコンテンツ配信ソリューション「Ericsson Content Delivery Solution」を発表した。このソリューションは、アップルコンピュータ、エリクソン、サン・マイクロシステムズとの協力関係のもと、各社が取り組んでいる標準化技術をベースとしたコンテンツプロバイダ向けの配信プラットフォームとなる。 Ericsson Content Delivery Solutionにおける3社の役割は、アップルコンピュータがコンテンツの作成やエンコーディングを行うためのQuickTimeの提供、サン・マイクロシステムズがコンテンツ配信ソフトウェアおよびシステムの提供、エリクソンはモバイル事業者向けのインフラとサービスソリューションの提供を担当する。 アップルコンピュータは、Ericsson Content Delivery Solutionをエンド・トゥー・エンドでの配信サービスを実現するプラットフォームソリューションと説明しており、ムービークリップやオンデマンド(ユーザの要求に応じて)で提供されるニュース速報など、無線端末向けへの高品質なマルチメディアサービスを提供できるとしている。 なお、アップルコンピュータはMPEG-4に対応したQuickTime 6を発表しているので、Ericsson Content Delivery Solutionでは新バーションのQuickTime 6が利用されていくものと思われる。