KDDIは、新たなマンション向けFTTHサービスとして、マンションまで100Mbpsの光ファイバを敷設した「ブロードバンドDION”F”マンション」サービスを開始すると発表した。サービス開始は3月29日より。 「ブロードバンドDION”F”マンション」には、新築マンション用の建物全体にLANケーブルを配線するイーサネットLAN方式の「タイプE」と、既存マンション用の電話回線を利用するVDSL方式の「タイプV」の2つのサービスがある。既存マンションでは、棟内全体にLANケーブルを配線するのが困難であるため、電話回線を利用したVDSL方式を採用しているようだ。 月額利用料は契約形態によって異なり、マンションの所有者との一括契約の場合(全戸加入型)は月額2,500円、各個人との個別契約(個別加入型)の場合は月額3,500円になる。初期費用はいずれの場合も18,000円。また、タイプVでは、VDSLモデムレンタル料として月額800円が、別途必要となる。最低契約条件は、全戸加入型が30戸以上、個別加入型が20戸以上。タイプE 宅内速度:100Mbps 利用料:全戸加入型で2,500円、個別加入型で3,500円 初期費用:18,000円 モデムレンタル料:不要タイプV 宅内速度:15Mbps 利用料:全戸加入型で2,500円、個別加入型で3,500円 初期費用:18,000円 モデムレンタル料:VDSLモデム使用料として800円 「ブロードバンドDION”F”マンション」は、トヨタ自動車と野村不動産が東京都町田市に建設中のマンションで導入を予定しているという。本サービス以外のマンション向けFTTHサービスには、Bフレッツマンションタイプに対応した「ブロードバンドDION "F"with「Bフレッツ」マンション」がある。