ネットワーク機器ベンダのアライドテレシスは、同社の販売するルータ製品「CentreCOMシリーズ」のソフトウェアをバージョンアップした。 最新バージョンが公開されたのは、同社製品「CentreCOM AR740」「CentreCOM AR720」「CentreCOM AR320」「CentreCOM AR300/300L V2」のもので、新たにIPSecに関する機能の追加やPKIのサポート、IPマルチキャストやIPマルチキャストルーティングなどの機能が追加される。また、同日「CentreCOM AR160/130」の最新版ソフトウェアも公開され、こちらはPPPによるISDN回線の使用料金に基づいた課金管理機能などが追加される。 主な機能追加(仕様変更)やバグフィックスは以下の通り。・ITU-T X.509 に基づくRSA Signature認証のサポート・ESP over UDP、UDP HeartBeat のサポートによるNAT経由でのIPsecの実現・Oakley Group 0 の追加サポート・ISAKMP HeartBeat のサポート・PKIのサポート(AR320を除く、また利用にはライセンス「AT-FL-06」の購入が必要)・IPマルチキャスト、IPマルチキャストルーティングのサポート・PPPによるISDN回線の使用料金を累積計算した課金管理機能の付加(AR160/AR130のみ)・AR160で「INS 迷惑電話おことわりサービス」などのINS付加サービスの追加(AR160のみ)