沖電気工業は、構内ADSLソリューションの販売を開始したと発表した。構内向けにADSLを使用することで、既設の電話線を使用して高速通信が可能になるため、配線工事費が不要で、ネットワーク用に専用イニシャルコストがおさえられる。また、このADSLシステムを沖電気のCTIやVoIPソリューションと連携させることも可能という。接続可能な配線長は最大5km。 モデムはG.dmtとG.liteが使用可能で、距離にもよるがG.dmtでは下り8Mbps/上り640kbps程度の通信が可能。構内向けにADSLを使用する場合、公衆回線で使用するのと違ってISDNによる干渉の心配がない。 関連ハードウェアの標準価格は以下のようになっている。端末側ADSLモデム(DL10MA-ATU-R):68,000円スプリッタ(DL10SA-SPLITTER):1,500円センタ側集合ADSLモデム(DL80DA-IDSLAM):560,000円