トレンドマイクロは、ADSLでインターネットに接続している場合に発生するウイルスバスター2001の不具合を解決するモジュールをホームページにアップした。現在、確認されている現象は、「USBタイプのADSLモデムとの競合」「フレッツ・ADSL接続ツールとの競合」「ADSL接続環境での速度低下」の3点だが、それぞれ別のモジュールまたは解決方法が用意されているので注意してほしい。また、これらの現象は必ずしもすべてのADSLユーザーで発生しているわけではないので、何も問題がないようならばこれらの方法を利用する必要はない。・USBタイプのADSLモデムとの競合(フレッツ・ADSLは除く)障害:ウイルスバスター2001のパーソナルファイアウォール機能とPPPoE/PPPoAの競合によりWindowsが不正終了する。発生条件:ウイルスバスター2001のパーソナルファイアウォール機能を使用していること。Windows95/98/Me環境で、イー・アクセスのUSBタイプのADSLモデムを使用していること。対応:パーソナルファイアウォール PPPoE/PPPoA対応モジュール「TMPfw95u.exe」の使用。・フレッツ・ADSL接続ツールとの競合障害:ウイルスバスター2001のパーソナルファイアウォール機能とPPPoE/PPPoAの競合によりWindowsが不正終了する。発生条件:ウイルスバスター2001のパーソナルファイアウォール機能を使用していること。フレッツ・ADSL/フレッツ接続ツールを使用していること。対応:フレッツ接続ツールの設定を次のように変更する。「アプリケーションの設定」ウィンドウの「詳細」ウィンドウを開き、「ネットワークアクセス」を「フィルタドライバ」に変更する。・ADSL接続環境での速度低下障害:ウイルスバスター2001に含まれるWebTrap機能/URLフィルタ機能を利用すると、ウィルスチェックする際のオーバーヘッドにより通信速度が制限されてしまうことがある。発生条件:通信速度が600kbps以上でインターネット接続していること。ウイルスバスター2001に含まれるWebTrap機能/URLフィルタ機能を使用していること。対応:WebTrapの内部的な設定を変更するために、WebTrap設定変更レジストリファイル 「WebTrap_40.REG」を使用する。