映画『かがみの孤城』がフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で公式上映! | RBB TODAY
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映画『かがみの孤城』がフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で公式上映!

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(C)2022「かがみの孤城」製作委員会
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 映画『かがみの孤城』(昨年12月23日公開)が、フランスで開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭にて、コンペティション部門に選出。公式上映が現地時間12日10時より実施され、上映前には原恵一監督が登壇した。

 公開初日から半年が経った今も、スペシャル映像を本編に加えた特別上映が実施されている同作。原作は、辻村深月のベストセラー小説。當真あみ、北村匠海、吉柳咲良、板垣李光人、横溝菜帆、高山みなみ、梶裕貴、芦田愛菜、宮﨑あおいで映像化された。

 学校での居場所をなくし家に閉じこもる中学生・こころを主人公に「鏡の中の城」で巻き起こるファンタジーミステリーが展開。ある日突然、こころの部屋の鏡が光り出し、吸い込まれるように中に入ると城のような不思議な建物と、見ず知らずの中学生6人が集められていた。全ての謎が明らかになるとき、一体何が起きるのか。

 現地で公式上映が実施されたのは、同映画祭最大のホール「grande salle」。満席で埋め尽くされた会場に登壇した原監督は「またここに戻って来れて嬉しいです」とコメント。現代の日本の子どもたちの実情に触れながら観客に向けてスピーチを行ない、「私はメンターではなく、ただの映画監督です。でも、私は映画の力を信じています。映画には人の人生を変える力があります。この映画はフィクションで、ファンタジーですが、多くの事実も含まれています。もちろん、人生は甘いものではなく、公平ではありません。しかし、人生は時に美しく、時に素晴らしいものです。そして時に人生は、私たちに最高の瞬間を与えてくれます」と語った。

 上映中、客席からは涙で鼻をすする音も聞こえ、エンドロール開始からあたたかい拍手がおくられた。場内が明るくなり、原監督が拍手に応えると、総立ちの観客から歓声があがった。
《KT》
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