波瑠と成田凌が3日、都内・東京大神宮にて行われた映画『弥生、三月-君を愛した30年-』大ヒット祈願イベントに出席した。 人気脚本家・遊川和彦が監督を務める同作は、昭和から令和へと時代をまたぎ、運命に翻弄されながらも愛を紡いだ弥生(波瑠)と太郎(成田)の姿を描くラブストーリー(3月20日から全国公開)。 当初、映画館で観客を入れて開催予定だったこのイベントは、新型コロナウイルスの影響で急きょ観客なしで、波瑠と成田のみが登壇する「祈祷イベント」に変更となった。 拝殿で大ヒットを祈願した主演の波瑠は、「本当は違うイベントだったんですけど、残念なことに、こういう形になってしまいました。今は大きな声で『映画館に行って』と言えないのですが、いろんな形で宣伝できればなと思います」と神妙な面持ち。「どんなことを祈願した?」との問いに、「コロナウイルスの影響で学校がお休みになったり、テーマパークが閉まったりと残念なことが多いので、早く終息してほしいなあって。そして皆さんに何の心配もなく、『弥生、三月』を映画館に見に行ってもらえるようにお願いしました」と笑顔で答えた。 同作については、「東北に行って、すごく雪が降る仙台で撮影したり、過酷なロケが多かったですね」と撮影時の想い出を回顧。「弥生と太郎の姿が見た方の背中を押せるような、胸の熱くなる作品になっています」とアピールした。 また、同作のテーマとなっている「3月」にまつわる思い出を聞かれると、「事務所に入るきっかけになったオーディションや朝ドラのオーディションが3月にあって、(出演が)決まって4月、5月と生活がどんどん変わっていきました。新学期は4月から始まるんですけど、私はいろんな思い出があるのが3月ですね。物事が大きく変化してきた月です」と回答。 成田は「僕は高校の卒業式が終わった後に、友達と3人だけで、卒業式をもう一回やりました。卒業式がしんみりしていたので、もう一週全部ふざけてやるっていう。体育館で二時間くらいかけて、3人で本人役と校長先生役と、全役を一通りやって。相当、思い出深いです」とエピソードを披露し、笑いを誘った。 「理想のデートは?」との問いに波瑠は、「映画を見に行くのが好きなので、『弥生、三月』を見に行くようなデートがすごくいいなと思います。端っこの方でこっそり見ようと思います」とはにかんだ。 成田は「この仕事をしていたら、なかなかデートってできないんですけど……」と嘆きつつ、「お互いの趣味や好きなことを順番にやったらいいなと思いますね。運動が好きな相手だったらジャージを買いに行くところからスタートしたり、僕は写真を撮るのが好きなので、カメラ屋に行ったりとか。お互いに好きなものが一緒だったら楽しいので、お互いのわがままをきく『わがままデート』をしたいですね」と願望を明かした。