ラッパーのエミネムは過去にも自身の歌の中でクリスティーナ・アギレラやジャスティン・ビーバーといった様々なセレブたちを公然とディスってきた。中には相当過激な言葉を使っているものもあるが、そこはディスってなんぼのラッパーの世界である。最近は年を取って多少丸くなったか? といううわさも聞かれたが、やはりエミネムは攻撃的でいることを止められないらしい。「HollywoodLife.com」が報じたところによると、今回の新曲「Shady Cxvpher」で標的になったのは歌手のラナ・デル・レイ。スモーキーな歌声と退廃的な世界観が魅力の女性歌手である。エミネムは歌詞の中で「レイ・ライスのようにラナ・デル・レイの顔を二度殴ってやるぜ」と歌っている。(※レイ・ライスとは元NFL選手で、妻に対して暴行を働きリーグを追放になった人物)おそらくレイ・ライスの響きと多少似ているので韻を踏むためにラナ・デル・レイの名前を使ったのではと予想出来るが、ラナの立場からしたらとんだとばっちりである。またエミネムは過去にも歌の中でレディー・ガガをディスった後、「あれはディスったわけではなく、冗談だった」と弁明をしたこともある。今回の歌詞も大きな話題になっているが、エミネムやラナからのコメントはあるだろうか。ちなみに被害者のラナも過去に元友人のレディー・ガガを強烈にディスる歌がリークされたことで話題を呼んだ。毒のある歌手であるという意味では、彼女もエミネムと同類とも言えるのかもしれない。また余談ではあるが、ラナは今年6月に日本でも新アルバム「Ultraviolence」を発売し、その中に収録された同名の歌の中で「彼に殴られるとまるでキスされているように感じる」という少しマゾヒスティックな歌詞を書いている。いまエミネムが彼女を「殴りたい」と言っているのは何ともタイムリーで偶然だ。
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