スケールアウトNASのベンダーブランドとして日本でも有名なアイシロンは、同社のNAS用OS OneFSの新しいバージョン「Mavericks」について参考展示を行っていた。 Mavericksの特徴は、従来のOneFSのスケールアウトNASの機能にくわえ、一般的なNASとしての利用も可能なように、仮想化環境に対応できるVMwareのAPIをサポートしたりマルチテナントでの利用もできるようにしたことだという。 アイシロンのスケールアウトNASは、もともとHPC(High Performance Computing)やCDN(Contents Delivery Network)のような領域で重宝がられていた。1ボリュームでペタバイトクラスまでスケールアウト構成が可能な大規模ストレージに向いた製品としてグローバルでシェアを持っている。ここにきて一般的なNASの機能を意識するようになったのは、やはりビッグデータだという。 アイシロンのNASは、もともとストリーム用の動画データなどを扱っていたため、Hadoopもネイティブサポートするなどの特徴を持っていたが、ビッグデータの市場が拡大するについれ、一般的なNASやネットワークファイルシステムを利用していた企業なども、ペタバイトクラスの容量を普通に消費するようになってきた。一般的なNASの応用範囲の要件が、クラスタストレージの領域まで踏み込んできたわけだ。 Mavericksは、この市場ニーズにも応えるための機能が拡張されるOneFSの新しいバージョンだ。リリースは年度内を目指しているそうだ。
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