前回は、デジアナ文具の情報の入り口であるEvernoteの基本機能をおさらいした。そしてEvernote自体もアナログで記録された情報をデジタル化するための機能を複数持っている。
デジアナ文具を考える上でEvernoteは、不可欠の存在だ。
この連載でも、紙の手帳の便利さにはたびたび触れてきた。そして紙の手帳に書いた予定が、スマートフォンに簡単にバックアップできたら便利だということも。紙の手帳は、扱いが簡単な反面、過去のデータをすぐに参照したり検索したりすることは苦手だからだ。
今回はデジアナ文具の、デジタル機器との関係や、デジアナ文具に共通する特性について説明する。
シャープの「電子ノート」は、かつてPDA「ザウルス」を製造販売していた同社の来歴を考えると、ちょっと意外な製品だ。
前回触れたようにポメラDM200は、クラウドエディターだと考える。そしてエディター、つまり文書作成用(本来はプログラム用)のソフトウェアに、ディスプレイとキーボードが与えられ、ハードウェアとして独立したものと考えられるのだ。
前々回、前回とポメラの基本機能について再検証し、使い方を振り返ってみた。今回は、そもそもポメラとは何かについてあらためて定義したい。
デジアナ文具としてのポメラについて、アウトライン機能の操作をおさらいしておきたい。
連載第2回の今回はポメラ(キングジム)を取り上げたい。
本連載では、その形態や存在のあり方、またUIなどの各点について、デジタルとアナログの双方にまたがる存在を「デジアナ文具」と総称。そのそれぞれについて、現時点における可能性を探っていく。