共有インフラの構築にはやっかいな課題がともなう。一般的な企業のデータセンター設計を見ると、必要をはるかに上回る性能を割り当てられているケースが目に付く。どちらのアプローチでも、リソースが十分に活用されず、IT予算の浪費につながる。
MultiStoreを使用するにあたっては、考慮事項がいくつかあります。メモリ容量2GB以上のNetAppストレージ・システム(現行モデルのほとんどがこれに該当)では、MultiStoreはストレージ・システムごとに最大65個のvFilerユニットをサポートできます。
この記事では、MultiStoreに安全性を実現しているテクノロジを検証し、NetApp Data Motionについて説明するとともに、一般的な用途をご紹介します。
■アプリケーション・データの保護とリカバリ
継続的に動作するアプリケーションには、データ保護に関して特殊な要件があります。
包括的なデータ保護には、単なるバックアップやリストア機能を越える多くの必要条件があります。重要なビジネス・データのアクセシビリティを確保するには、次の点を考慮する必要があります。