フリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を運営する、CAMELORS株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：田根 靖之）がお知らせいたします。
2025年最新のフリーランス・副業の「TypeScript案件の調査レポート」を発表します。
約5,500件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件（一部抜粋）から作成しました。
■調査サマリー
・TypeScript案件の平均年収889万円
・週3日以下の案件が66%超
・フルリモート案件が74%超
■目次
・TypeScriptの平均年収
・TypeScriptの案件数、リモート可否、稼働日数
・TypeScript案件の多い業界、職種
・TypeScriptの特徴、できること、作れるもの、将来性
■調査結果はこちら
【2025年】TypeScript案件の平均年収、案件数｜フリーランス副業調査
調査対象
SOKUDANに掲載された求人案件（一部抜粋）の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。
・対象期間
2019年7月1月ー2024年12月31日
・対象案件数
5,524件 ※一部抜粋
※本データ引用の際のお願い
メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。
出典：SOKUDAN Magazine
TypeScript案件の平均年収
平均年収889万円（言語年収ランキング5位）
TypeScriptエンジニアの平均年収は889万円であり、言語年収ランキングで5位に位置しています。この数字はプログラミング言語の中でも比較的高い水準を示しており、TypeScript開発のスキルが市場で高く評価されていることを反映しています。企業のTypeScript採用増加に伴い、同スキルを持つエンジニアの需要も堅調に推移しています。
TypeScriptの案件数
案件数（案件比率11.8% （案件数ランキング3位）
TypeScriptの案件は比較的多く掲載されており、全プログラミング言語案件のうち11.8%を占めています。ランキングでは3位に位置しており、この高い案件比率は、多くの企業がTypeScriptを採用してウェブ開発やアプリケーション開発を行っていることを示しています。TypeScriptのスキルを習得すると、様々な案件につながることができるでしょう。
TypeScript案件の稼働日数
週4~5日: 66.7%
週2~3日: 32.2%
週1日: 1.1%
TypeScript案件の稼働形態では、週4～5日の案件が66.7%と過半数を占めており、フルタイムに近い勤務形態が主流となっています。一方で、週2～3日の案件も32.2%と高い割合を示しており、柔軟な働き方を求めるエンジニアにも多くの選択肢があることがわかります。週1～2日の短期間稼働案件は1.1%と少数ではありますが、副業や複数並行して進められる案件もわずかに存在しています。
TypeScript案件のリモート可否
フルリモート(在宅OK): 74.2%
リモート(一部)可: 18.7%
リモート不可: 7.1%
TypeScript案件のリモートワーク状況は非常に進んでおり、フルリモート（在宅OK）の案件が74.2%と圧倒的多数を占めています。また、一部リモート可能な案件も18.7%あり、合わせると92.9%の案件で何らかの形でリモートワークが可能となっています。完全なオフィス勤務を要求するリモート不可の案件はわずか7.1%にとどまっており、TypeScript開発の案件では、場所にとらわれない働き方を実現しやすい環境にあることがわかります。
TypeScript案件の多い業界
その他IT関連: 44.33%
Web制作: 10.34%
SaaS: 9.85%
その他人材サービス: 8.37%
AI（人工知能）: 7.88%
TypeScript案件は多様な業界に広がっており、その他IT関連が44.33%と最も高い割合を占めています。Web制作（10.34%）やSaaS（9.85%）も比較的多く、さらにその他人材サービス（8.37%）やAI（人工知能）分野（7.88%）でも需要があります。この業界分布はTypeScriptの汎用性の高さを示しており、特に最新技術領域でのニーズが高まっていることがわかります。TypeScriptエンジニアは幅広い業界で活躍できる可能性を持っていると言えるでしょう。
TypeScript案件の職種
フロントエンドエンジニア: 69.46%
バックエンドエンジニア : 24.14%
プロジェクトマネージャー: 3.94%
インフラエンジニア: 1.48%
WEBディレクター: 0.99%
TypeScript案件の職種分布では、フロントエンドエンジニアが69.46%と圧倒的多数を占めており、TypeScriptがUI開発に広く採用されていることを示しています。次いでバックエンドエンジニアが24.14%と続き、フルスタック開発においてもTypeScriptの需要が高いことがわかります。一方、プロジェクトマネージャー（3.94%）、インフラエンジニア（1.48%）、WEBディレクター（0.99%）の割合は比較的少なく、TypeScriptが主に実装フェーズで活用されていることを反映しています。
TypeScriptで作れるもの
TypeScriptは汎用性が高く、様々なアプリケーションやシステムの開発に活用できます。最も一般的な用途はWebアプリケーション開発で、シングルページアプリケーション(SPA)からプログレッシブWebアプリ(PWA)まで、複雑なフロントエンド構築に適しています。Angular、React、Vueなどの主要フレームワークはすべてTypeScriptをネイティブサポートしており、大規模なUIプロジェクトに最適です。
Node.jsと組み合わせることで、バックエンドサーバー、REST API、GraphQL APIなどのサーバーサイドアプリケーション開発も可能です。NestJSやExpressなどのフレームワークを使用すれば、堅牢なAPIサーバーを構築できます。
クロスプラットフォームモバイルアプリもTypeScriptで開発できます。React NativeやNativeScriptなどのフレームワークを使用すれば、iOS/Android両対応のアプリケーションを単一のコードベースから作成できます。
デスクトップアプリケーションについても、ElectronやTauriなどのフレームワークを利用することで、Windows、macOS、Linuxで動作するクロスプラットフォームアプリを開発できます。さらに最近では、AIやMLのフロントエンド統合、WebAssemblyを活用した高性能アプリケーションの開発にもTypeScriptが使われています。
TypeScriptを使った有名な製品
TypeScriptは多くの著名な製品やプラットフォームの開発に採用されています。最も有名な例はMicrosoft社のVisual Studio Codeであり、エディタ自体がTypeScriptで書かれているだけでなく、そのプラグインシステムもTypeScriptにより構築されています。
OutlookのWebバージョンやMicrosoft TeamsなどのMicrosoftサービスも、TypeScriptを使用して構築されており、エンタープライズグレードの安定性と拡張性を実現しています。
SlackのデスクトップクライアントはElectronとTypeScriptを使用して開発されており、何百万人ものユーザーが日々利用するコミュニケーションプラットフォームを支えています。
Airbnbは、そのWebサイトとモバイルアプリの重要な部分にTypeScriptを使用しており、予約システムの信頼性向上に貢献しています。
TypeScriptの将来性
TypeScriptは今後も成長と進化を続けると予測されています。現在の889万円という高い平均年収は、この言語が市場で高く評価されていることを示し、今後もプレミアムな技術スキルとしての地位を保つでしょう。案件数ランキング3位という状況から、TypeScriptの採用はさらに拡大すると予想されます。
将来的には以下の点でTypeScriptの重要性が高まると考えられます。
まず、Webアプリケーションの複雑化に伴い、型安全性を提供するTypeScriptの価値はさらに上昇するでしょう。特にエンタープライズレベルのアプリケーション開発において、TypeScriptは事実上の標準になりつつあります。
AIとの統合も注目ポイントです。TypeScriptはAI関連案件の7.88%を占めており、機械学習モデルのフロントエンド統合やAIツールの開発において重要な役割を果たしています。GitHub CopilotなどのAIコーディングアシスタントもTypeScriptに対する強力なサポートを提供しており、開発効率の向上が期待できます。
さらに、WebAssemblyやEdge Computingなどの新技術との統合も進み、TypeScriptの用途はさらに広がるでしょう。フルリモート案件が74.2%を占める現状から、今後もリモートワークとの親和性は高く維持されると予想され、グローバルな開発チームにおけるTypeScript需要は継続的に増加すると見込まれます。
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